歳を重ねると他人事ではなくなってくる遺産相続。私にはトラブルは無縁だろうと思っていたのですが、最近すこし事情がややこしくなってきました。数年前に父が他界したのですが、ありがたいことに母や息子である私、孫のためにといろいろ残してくれていました。そのうちのひとつに父が生前建てた家があり、今は私の母と姉が住んでいます。

2人で暮らすには大きすぎる家なのですが、年に数回私たち夫婦と息子の家族も集まり団らんをする場ともなっています。ところが最近、その土地が抵当に入っていることが発覚しました。もちろん父の意思に依るものですが、父の親族が以前会社をおこした際に根抵当として設定されていました。将来私の家族で住むなどの利用を考えているのですが、その会社になにかあった場合差し押さえされるのではないかなど、不安の種へと一変してしまいました。

人に貸す、あるいは更地にして貸し駐車場にするなども考えているのですが、私の息子の代まで抵当の件も引き継がれてしまうかもしれません。借りたお金が返済されないままだと担保の不動産は任意売却、さらには競売にかけられることにもなりかねません。現在そのような心配はありませんが、なにがあるかわりません。父の残してくれた思い出深い家ですが、負の遺産とならないことを願うばかりです。

相続をする際は債務者である会社の資力により変わってくることが考えられます。引き続き返済が続くようであれば子である私が相続しますが、それが出来ない場合や抵当権抹消を考える場合は債務額を控除した上で相続することになると思います。遺産相続は決して他人事ではなく、きちんと向き合わなければいけない事だと痛感しました。後回しにしてしまいがちですが、資産の額などに関係なくエンディングノートなどを活用し、私自身も家族への遺産相続の際はスムーズにいくよう心掛けようと思います。